脊椎損傷の再生医療

脊椎損傷の再生医療とは？

背骨の中には、脳と身体をつなぎ運動や感覚を伝える脊髄という神経の束が通っています。交通事故や高所からの転落、外傷によって、強い外力がかかり脊髄を損傷することにより、手や足の運動麻痺、知覚麻痺、自律神経障害や排尿・排便機能障害などが生じます。
損傷の程度によって、全く動かない・感じない完全麻痺と、一部の機能は残る不完全麻痺があります。
今まで脊髄損傷に対して有効な治療法は無く、脊髄損傷の後遺症により車椅子生活・寝たきり生活を余儀なくされている現状があります。しかし近年では研究が進み、幹細胞を使った再生医療により脊髄損傷の後遺症が回復した症例が数多く報告されています。